日本回想療法学会の活動報告 6月 オンライン研究会開催
■オンライン研究会での活動
5月15日に日本回想療法学会主催の第14回オンライン研究会が開催されました。
オンライン画面上に10名の会員が集まりました。北海道・岩手・宮城・茨城・東京・山梨・名古屋・大阪・鹿児島などのメンバーです。コロナ前までは東京での面談方式の研究会だったので参加には時間がとれず移動も大変だったのですが、オンラインによって気軽に参加できるようになったと好評です。
主催者にとっては提示資料の準備や実践的指導をオンライン上で行う工夫などの開発もありました。参加者の笑顔が見られるというのはお互いに安心感があり「一人じゃない!」という仲間意識が生まれるところにも大きな意味があるように思います。そして、何と言っても生のアドバイスがお互いにできるので等身大のアドバイスを受けることができることも大きな魅力となっています。
コロナ時代に日本回想療法学会では、TBS、NTT、NECといった先端技術開発会社の研究員らとのオンライン会議を重ねたこともオンラインコミュニケーションの世界を広げたようです。こうした先端技術に関する研究は基礎研究が中心で、すぐに商品化するということはありませんが、近い将来に最先端の技術とともに回想法の理論や技術が表に出てくることでしょう。
■オンライン研究会での質問
リハビリ施設でOTをしています。最近ちょっとだけ1H話法の対応ができるようになったと感じています。今までインタビューしても会話が成立せず、すぐにレミニンが黙ってしまうことが多かったのですが、ちょっとだけ「どんな?」と言うタイミングがよくなってきたようで、おしゃべりが何となく続くようになったと思いますが、これでいいのでしょうか。
■意見とアドバイス
素晴らしい気づきですね。「どんな?」と口にするタイミングが見えてきたのですから大きな技術を習得したのではないでしょうか。今までは「次に何を聞こうか」とばかり考えているとレミニンの言葉がアタマに入ってこなかったのではないですか。いわゆる別のことを考えていると会話そのものがヘロヘロなものになりやすいですね。だから次のインタビューを考えないからレミニンの言葉をしっかりと聴くことができるようになったのでしょう。おしゃべりが自分にとっても楽しいと感じられるようになった、ということなのかもしれませんね。
投稿者プロフィール
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回想療法は、2000年から普及されてきた最新の認知症予防・介護予防技術です。
日本回想療法学会では、弊学会の活動に賛同して回想療法の研究活動に参加される方々、回想療法を学びたい方々を募集しています。
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