回想法に関する出版書籍:おしゃべり動画集 第1回
第1回 回想法に関する出版書籍 ~回想療法おしゃべり動画集~
日本回想療法学会が出版した回想療法の書籍紹介
お話:日本回想療法学会 会長 小林幹児
- (関連ページ)回想療法をテーマとした書籍のご案内
私たちがやっているのは 回想法の普及です。
■おしゃべり動画集■ 第1回 回想法に関する出版書籍(動画 5:04すぎから一部抜粋)
2023年6月に認知症基本法が成立しました。その内容は認知症の人たちと家族の人たちへのケア はもちろんのこと、私たち 誰もが発症する可能性のある認知症について国民はその正しい知識、それから正しい理解、さらにそれを深めるための正しい技術、こういったものを学ばねばならないという風に 法律上 出されてきたわけであります。
大切なことはその認知症という部分の正しさですね。何をもって正しいとするか。私どもは基本的には ADL 記憶というものを1つの柱にしています。人間の ADL ですね。
介護の3つ。食べること、排泄すること、衛生を保つこと、こういったものを ADL と言うんですが、これは私たちが 親からしつけられたものである。その躾けはだいたい10歳から15歳で完成します。この記憶の中にその ADL が含まれており、10歳から15歳の記憶を失ってしまう 認知症が発生した場合、我々は ADLを失ってしまうという基本的な考え方に基づいて(回想法の)普及をしております。
■ おしゃべり動画集 第1回ポイント解説 ■
認知症と認知症予防は違います。
6月に認知症基本法が成立しました。介護を必要とする認知症高齢者にとっては福音となるでしょう。一方で、認知症高齢者ばかりに目が行き過ぎると介護予防や認知症予防が手薄になってきます。誰でも発症する可能性のある認知症ですから、予防が一番です。
認知症は記憶が消える症状です。
回想法は記憶が消えるのを防止する非薬物療法と言われます。
記憶を消さない日常生活が認知症予防なのです。
投稿者プロフィール
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回想療法は、2000年から普及されてきた最新の認知症予防・介護予防技術です。
日本回想療法学会では、弊学会の活動に賛同して回想療法の研究活動に参加される方々、回想療法を学びたい方々を募集しています。
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心療回想法は心療内科医療から生まれた「おしゃべりの技術」です。その特徴は“インタビュー方式”にあり、“インタビュー項目”を通信教育で学ぶことで誰でも実力がつきます。
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